2017-10-25 研修会報告|しばた歯科矯正クリニック|大井町の矯正歯科

2017-10-25 研修会報告
平成29年10月25日 品川歯科医師会館にて学術研修会が行われた。
講師は、国際医療福祉大学三田病院歯科口腔外科部長矢郷香先生でした。
講演内容は「ビスホスホネートやデノスマプを投与されている患者が来院したらどうしますか?−薬剤関連顎骨壊死の現況、治療、歯科治療時の対応と予防−
骨粗鬆症等の病気で骨吸収抑制薬の投与を受ける患者さんが歯科治療を受けた際(抜歯など)で、0.1%に顎骨壊死が認められることから、歯科で治療する際には、どのような対応をするのが良いのかというお話であった。顎骨壊死リスク因子(4年以上の服用、ステロイドの併用、血管新生阻害薬投与)がある場合、パノラマX線画像上で骨が白くなっている例では、きちんと患者さんに、骨の壊死の可能性について説明することが必要。対応としては、医師に確認を取る、休薬、抗菌薬の事前投与、閉鎖創にする、口腔ケアが必要と述べておられた。