2017/07/17
学会報告(トピックス)
顎変形症学会 2017/6/15-16
今年は東京で行われました。ビッグサイトTFTホール
主催は東京歯科大学矯正学講座
まとめ
・顎変形症患者さんは顎顔面形態や咬合の異常に伴い、正常咬合者と比較して顎口腔機能が低下している。
・外科的矯正治療により形態的不調和の改善により顎口腔機能は治療開始前と比較しわずかに向上するが、正常咬合者と同等のレベルには至らない。
・顎変形症患者は治療開始まで自身の咀嚼障害を自覚していな場合が多く、不適切な咀嚼運動を習慣的にしていることが多い。
・顎変形症患者特に開咬傾向のある患者の術後の後戻りを調べてみると、上顎骨の移動ではなく大臼歯の挺出(歯が伸びてくること)が認められ、そのことにより下顎骨が後方回転している。
・人の歯は常に挺出し続けている状態が正常であることは周知の事実である。
・正常咬合者は適切な咀嚼運動することにより、その顎口腔機能を維持するのみならず、咬合高径を維持している。(歯の高さを維持している)
・開咬傾向のある顎変形症患者は、顎口腔機能が低下しているために大臼歯が挺出し、開咬が再発してしまう。
・外科的矯正治療によって形態的な改善が得られた後も、そのままではその機能を十分に発揮できていない。
・上記のことから、咀嚼筋力向上と正しい咀嚼運動獲得のため、顎矯正手術後にリハビリテーションが必要である。
・リハビリの結果、トレーニングを行っていない顎変形症患者と比較して、トレーニングを受けた患者では咀嚼筋力向上と正常な咀嚼サイクルを獲得することができた。
と報告されていた。
上記のことを受けて、当院では、術後3ヶ月目からガム咀嚼訓練を行うことにしました。
顎変形症学会 2017/6/15-16
今年は東京で行われました。ビッグサイトTFTホール
主催は東京歯科大学矯正学講座
まとめ
・顎変形症患者さんは顎顔面形態や咬合の異常に伴い、正常咬合者と比較して顎口腔機能が低下している。
・外科的矯正治療により形態的不調和の改善により顎口腔機能は治療開始前と比較しわずかに向上するが、正常咬合者と同等のレベルには至らない。
・顎変形症患者は治療開始まで自身の咀嚼障害を自覚していな場合が多く、不適切な咀嚼運動を習慣的にしていることが多い。
・顎変形症患者特に開咬傾向のある患者の術後の後戻りを調べてみると、上顎骨の移動ではなく大臼歯の挺出(歯が伸びてくること)が認められ、そのことにより下顎骨が後方回転している。
・人の歯は常に挺出し続けている状態が正常であることは周知の事実である。
・正常咬合者は適切な咀嚼運動することにより、その顎口腔機能を維持するのみならず、咬合高径を維持している。(歯の高さを維持している)
・開咬傾向のある顎変形症患者は、顎口腔機能が低下しているために大臼歯が挺出し、開咬が再発してしまう。
・外科的矯正治療によって形態的な改善が得られた後も、そのままではその機能を十分に発揮できていない。
・上記のことから、咀嚼筋力向上と正しい咀嚼運動獲得のため、顎矯正手術後にリハビリテーションが必要である。
・リハビリの結果、トレーニングを行っていない顎変形症患者と比較して、トレーニングを受けた患者では咀嚼筋力向上と正常な咀嚼サイクルを獲得することができた。
と報告されていた。
上記のことを受けて、当院では、術後3ヶ月目からガム咀嚼訓練を行うことにしました。