学会報告|しばた歯科矯正クリニック|大井町の矯正歯科

学会報告

顎変形症学会(第34回)
令和6年6月27日ー28日
場所:TFTホール(東京・有明)
テーマ:顎変形症治療に関わる叡智の結集
1:口腔外科医による顎矯正手術の安全性の確保と実際の医療提供体制の現状
2:顎変形症の発症要因および発症機序について考える
3:顎矯正手術の進歩:術式の基本と改変ならびにその成果
4:顎矯正手術における偶発性とその制御
5:顎変形症の治療における顎顔面の外科的拡大の現状と今後の展望
上記がシンポジウムで話し合われていました。

オペの手法はピエゾと呼ばれる切削器具の普及により、徐々に変化し工夫がされると同時に、骨の移動量も多くできるようになってきている。しかし、移動量が多くなると体に対しての影響も大きくなる傾向があるため慎重さが求められるが、外科系の先生方は「形さえ整えればそこで落ち着くのではなかろうか」的な考え方をする方が多いように感じる。若い先生方への教育をきちんとしないと、施設間或いは術者間での技術差が大きくなり、依頼する側が特定の人或いは施設を選択せざるを得ないということが現に起きている。
また、顎の位置を変えた後、顎位および歯列を安定させるための手法(おそらくMFT)の構築が急がれる。

27日昼、千葉県西総合病院口腔外科の日台先生とこれからのオペについて、打ち合わせを行った。